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塩分が付着した砂を集めて、塩分濃度の濃い鹹水(かんすい)を採る工程です。塩の結晶が付いた砂を集めてたれ舟に入れ、海水をかけ、結晶を溶かしながら砂と分離させます。 |
【使われる道具】 --塩田用具その3-- |
◇筋さらえいぶり・・・小幅のいぶり。たれ舟の近くに砂を曳き集めるのに使う。
◇しっぱつ・・・いぶりで掻き集めた砂をたれ舟に詰めるとき、砂をすくうスコップ。
◇たれ舟・・・2メートル近い箱型の枠を組んだ、ろ過装置。塩分を充分に吸収した砂を詰め、海水を注ぐ。揚げ浜製塩の重要な道具。
◇どう桶、どうけ・・・大きな桶。たれ舟でろ過された塩汁を溜める。
◇はな桶、端間桶(はないおけ)・・・どう桶に溜めた塩汁を釜屋へ運ぶ小型桶。 |
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